代表者よりご挨拶

  代表取締役 伊藤 俊男

         理念経営で 様々な経営課題を解決するとともに、

                  社員の自己実現を目指そう!

当社は、昭和5年の創業以来、主に地元の化学コンビナート施設、物流施設、金融機関の店舗等の建築工事や公共工事で多数の施工実績を積み重ねてまいりました総合建設業者です。

この長い歴史を貫いてきた基本精神は、当社の創業者である伊藤留一が残した社訓「姿勢を正し 親愛のもとに 一致団結し 社業一途に邁進す」に脈々と受け継がれてきております。

その真意は、「取引について、商人・ヒトとしての道をはずさず、ともに働く社員に対しては、愛情をもって接し、仕事への心構えとして、社員一丸となってひたすら努力すべし」といえます。

当社の強みは、この社訓に込められた精神をもって、顧客志向の考えに基づく「迅速な対応力」および設計・施工から保守に至るまで「トータルな品質保証体制」を確立していることです。

当社は、「安全と品質」をモットーに掲げ、品質向上については、1999年、他社に先駆け、いち早く品質マネジメント・システムISO9001の認証を取得しました。また、安全については、2018年にOHSAS18000を導入し、2019年にはISO45001の認証規格を取得いたしました。お陰様で、当社の顧客である地元企業の皆様からは、特命業者として指名され、多くの信頼をよせていただいております。

また、建設業に専念する傍ら、地域貢献の一環として、昭和41年に湯ノ山地区において温泉掘削に成功し、大衆温泉浴場として営業を開始いたしました。
現在もグリーンホテルとして、宿泊施設以外に、プール、テニスコート、バーベキュー施設などを備え、地域住民の健康増進の場として大いに貢献しております。

さて、近年の建設業を取り巻く環境は、少子高齢化の影響により、建設技術労働者の不足も顕著となりつつあります。
そのため、「働き方」に対する意識の変革も求められており、次世代の担い手を確保していくことが最大の経営課題となっております。
また、持続可能な経営を維持するためには、生産性向上にも取り組んでいく必要があります。当社は、この状況を最大の危機と捉え、事業の原点を再認識するために、あらためて創業者の社訓の精神に加え、新たに作成した「経営指針体系」に基づき、まず2017年6月、企業理念・行動指針を策定した次第です。さらに同年10月、3か年の「中期経営計画2017」および「10年後のビジョン2017+10」を策定するとともに事業年度毎にPDCAを「見える化」した「事業目標フォローアップ」により、次年度の事業目標へと繋げてまいりました。

2020年9月でフェ-ズⅠとしての「中期経営計画2017」が終了し、テーマとして掲げました「成長への基盤づくり」に対する当初の目標をほぼ達成できることができました。
これもひとえにお取引先の皆様方のご理解・ご協力をはじめ社員一同の努力の賜物と、深く感謝致す次第であります。

そして2020年10月からは、「十年後のビジョン」を達成するロードマップのフェーズⅡとしてのテーマ「持続的成長への強化」を掲げ、「中期経営計画2020」がスタートしました。当社が持続的成長を強化していくためには、顧客対応力の向上に必要な業務の「生産性向上」と社員の「人財育成」が欠かせません。

そのために業務のIT化・デジタル化の推進、若手施工管理職の採用および人財育成、働き方改革の推進などの達成に向けチャレンジしていきたいと考えております。

中期経営計画2020は、コロナ下での厳しいスタートとなりましたが、6年後の創業100周年に向け、社員一同、心を新たにして、皆様に価値あるサービスを提供し続けてまいる所存です。

今後とも一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

2022年1月

中日本建設株式会社

代表取締役 伊藤 俊男